ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー

本校のディプロマポリシー(卒業認定・専門士授与に関する方針)、カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)、アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)をご紹介します。

ディプロマポリシー(卒業認定・専門士授与に関する方針)

  1. 人間の多様な価値観を尊重し、他者と良好な人間関係を築くことができる。
  2. 看護の専門職業人としての責務を自覚し、倫理的判断に基づく看護が実践できる。
  3. 対象の健康課題を明らかにし、科学的根拠に基づいた看護が実践できる。
  4. 保健・医療・福祉チームにおける看護の機能と役割を理解し、多職種と連携・協働できる。
  5. 自己の省察から課題を明らかにし、根拠に基づいた実行可能な解決策を考えることができる。
  6. 看護の専門職業人として、変化する社会やニーズに対応するために学びを継続する姿勢がもてる。

カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)

ディプロマポリシーを達成するために必要な教育課程の編成や授業科目の内容・方法について本校の基本的な考え方を以下のように定めます。

  1. 本校は、3年間で106単位・2916時間を修得する教育課程を編成しています。カリキュラムデザインは漸進型とし、講義・演習・実習を段階的に学んでいきます。学年の進行に合わせて系統的かつ発展的に学ぶことで、看護の専門職業人として必要な実践力の修得につながる構成としています。
  2. 看護基礎教育課程は、基礎分野・専門基礎分野・専門分野の3つの分野から構成されています。当校ではそれぞれの科目内容が持つ教育的性格からねらいを明らかにし、他分野・科目との関連性を考慮しながら教育課程を編成しています。

    *専門分野は基礎看護学、地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学の7領域および看護の統合と実践から構成されています。

  3. 専門基礎科目・専門分野における教育内容では「看護実践力の育成」と「多様な場で暮らす人々の理解」を中心概念としています。
  4. 学生が自分の課題を明確にでき、主体的に課題に取り組むことのできる自己教育力を育成するために必要な教育内容・方法を導入しています。
  5. 基礎分野、専門基礎分野、専門分野のいずれも科目配列の順序性は系統的かつ発展的な学習ができるような配列・時間数を考慮しています。
  6. 能動的に学ぶことができるよう、授業ではグループワークやディスカッション、ディベートを中心としたアクティブラーニングを積極的に導入していきます。
  7. 専門分野においては、横断授業として領域を超える科目建てを行い、看護の対象である人間とその生活を多角的に理解する力と、健康状態に応じた看護が実践できる力を育成します。
  8. 特別教育活動や学年を超えた活動をとおして、協調性や倫理的態度、リーダーシップ・フォロワーシップを身につけることができるよう編成しています。
  9. 学修の成果は、シラバスに明示された学習目標にあわせ筆記試験・技術試験・レポート等の他、授業への参加状況なども含め適切にかつ総合的に評価を行います。また、学生自身が学習への取り組みを自分で評価することにより、課題の発見と目標の設定につなげ主体的に学びを継続していく自己教育力を育みます。
  10. 学修成果の評価および学生の自己評価(主観的評価)、また学生による授業評価や卒業時アンケートなどを活用し、よりよい教育方法・内容の改善につなげていきます。
  11. 本教育課程により、学生は看護師国家試験の受験資格を得られます。また、卒業時には専門士(医療専門課程)が授与されます。

アドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)

当校では、生命の畏敬と人間尊重を基盤に、専門職業人としての高い倫理観と変化に対応できる柔軟な思考をもち、社会の幅広い領域で看護が実践できる、自律した人材の育成を理念に掲げています。そのため、当校では看護師をめざす次のような人の入学を期待しています。

  1. 看護師になりたいという明確な意思を持つ人
  2. 人間に関心があり、自分も他者も大切にできる人
  3. 他者の意見をよく聞き、他者を尊重しながら人間関係を築くことができる人
  4. 自分で考え、自分の意見を表現できる人
  5. 学習習慣を身につけ、目標に向かって主体的に学び続けることができる人
  6. 自分の生活を整え、健康管理ができる人