統合分野 災害看護「BLS演習」の授業風景をご紹介いたします!
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本校では、統合分野を構成する科目の1つである『災害看護』で「BLS演習」の授業があります。以前(旧カリキュラムで)は2年次に行っていた授業ですが、『第5次指定規則改正(新カリキュラム)』に基づく教育課程を構築する際に、改めて学習目標や内容を見直し3年次前期課程に配置することとなりました。地球規模の温暖化の影響により、ここ数年今まで経験したことのないような大規模な自然災害が発生しています。7月には酒田市も大雨災害に見舞われ、「災害」に遭遇することを自分ごととして考え危機意識を高めなくてはならないと実感しました。
この「BLS演習」の「BLS」とはBasic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことをいいます。去る8月22日(木曜)、3年生20名が酒田地区広域行政組合消防本部を会場に「BLS演習」を実施しました。消防士の方々から心肺蘇生の手順や留意点をレクチャーいただき、シミュレーターを使って実際に気道確保や胸骨圧迫を行いました。またAEDを使用するなど臨場感ある場面設定を通し、貴重な学びを得ることができました。この授業で得た知識・技術を生かして多くの方々の救命につながる行動ができる看護師になってくれることを期待します。
2024年8月26日
副校長 渡會睦美