『治療総論II ME機器の基礎』の授業風景をご紹介します!
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本校では、専門基礎分野の科目の1つである『治療総論II』で「ME機器の基礎」の授業があります。この授業は、2年次前期課程に配置しており、令和4年4月より運用が開始された『第5次指定規則改正(新カリキュラム)』により新設した授業です。近年の医療技術の進歩と情報通信技術の発展に伴い、医療現場ではさまざまな医療電子機器(ME機器)が導入されています。外科的治療(手術)を行う際はME機器の使用は不可欠であり、患者の生命を維持したり身体の変化を監視するのにもME機器が使われています。またME機器は病院だけで使われているのではなく、在宅で療養を継続するうえでもME機器は使われており人々の生活を支えています。このような現状を踏まえ、今日の医療現場におけるME機器の役割と意義を知り、取り扱いや安全管理についての基礎的知識を得ることをねらいとして授業を設定しました。
この授業の講師は、日本海総合病院の臨床工学技士の方々にご担当いただいています。日々、医療の第一線で活躍されている先生方ですので「臨床工学技士」という専門職の役割や機能、先生方の体験に基づく興味深いお話しを聴くことができ、学生たちも興味津々で授業に臨んでいます。この授業では、「校外学習」として学生が日本海総合病院に出向き、手術室に入らせていただき本物のME機器を見たり、触ったりして学びを深める機会も設けています。今回、この授業の様子を写真におさめましたので、ご覧ください。
2024年7月1日
酒田市立酒田看護専門学校 副校長 渡會睦美
「臨床工学技士」という職種は、手術に使用する機器の準備や、安全に使用できているかの確認など、高度な医療を安全に提供するためには不可欠な専門職であることが分かりました。 |