老年看護学を担当することになりました。
老年看護学の対象は、老年期にある「高齢者」と言われる方々です。対象となる方々は、身体的にどんな特徴があるのか、どのような思いを抱いているのか、日々生活している社会はどのような状況にあるか等、様々な側面から理解を深めていきます。また、健康に障害を来たした場合には、疾患だけでなく「加齢」という発達段階の特徴からも捉えた看護を展開していきます。
どのような生活を送り、どのようなことに生きがいを感じて暮らしていたのか。これらを理解することで、人生の先輩である「高齢者」の方々から、多くの学びを得ることができます。
「高齢者」の方々は1人ひとり生きてきた経験が違い個性にあふれています。その個性を尊重し、悔いなく最期の時までその人らしく生ききれるよう、関心を持ち寄り添える支援や看護とは何かを一緒に考え学んでいきましょう。