副学校長 渡會 睦美

本校では学生と教員が信頼関係を基盤に共に成長し続け、相互に学び合う校風が形成されています。このような校風の中で、社会の幅広い領域で看護が実践できる、自律した人材の育成を目指しています。

 酒田市立酒田看護専門学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、2010年4月に開校した3年課程の看護学校です。本校の前身は酒田市医師会で運営していた「酒田看護専門学校」で、酒田市医師会では1911年(明治44年)から、ここ酒田の地で看護師を育ててきました(当時は産婆-助産師の養成をしていました)。その歴史を途絶えさせることなく、現在「酒田市立酒田看護専門学校」として看護師養成を行っています。このように本校は100年以上に渡り連綿と続く看護師養成の歴史を受け継いでいる看護学校です。

 わが国における少子高齢化は世界に類をみないスピードで進んでいます。人口構造の変化は、疾病の構造や治療・療養の場にも変化をもたらしており、人々の医療・保健・福祉に対するニーズは増大し、多様化しています。本校では、生命への畏敬と人間尊重を基盤として、人々のニーズに対応できる有能な人材を育成してまいります。

 また本校では、看護師に求められる専門的知識、技術を習得できるよう支援することはもちろんですが、学生ひとり一人の「人間としての成長」をもサポートしていきます。それは看護が人間を対象とする職業だからであり、自分自身が人間として成長することが看護の質を高めることにつながるからです。そのために、本校では「学年縦割り・少人数担当制=アドバイザー制」と「学年担当制」というように”個人”と”集団”の2つの側面から学生を指導・支援する体制をとっております。

 看護師になりたいという意思を持つ皆さん、本校で看護師になるための第一歩を踏みだしてみませんか。ここには、臨床・教育ともに経験豊かな教員と、明るく優しい先輩たちがいます。看護の専門職業人として地域社会に貢献する能力を修得するために共に学び合いましょう。皆さんとお会いできる日を教職員一同、心よりお待ちしております。